行動制限の効果(GLOBAL)

(1/γ(感染者の平均感染性期間)= の場合)
 
初期条件
R0 = (基本再生産数) 参考値(SIR時):日:1.9、米中:4.0、伊:4.5
γ = (1/γ = days)
β =
Population =
Initial infected =
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計算結果
最終罹患率 = % (or 500日目の罹患率)
市中感染者ピーク : % ( 日目)
市中感染者ゼロ日 : 日目
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 感染者数が行動制限時にどのように変化するか計算し世界主要国の実数と比較します。 上のリストボックスから行動制限の率、行動制限日、表示させる国を選択できます。 赤線、青線はそれぞれ発表された新規感染判明者数と累積感染者数です。 JHUで提供されているデータを使用しています。 0日目の市中感染者が人口の0.00001%になるように各国の日にちを調整しています。

 実際の行動制限は地域ごとに段階的に行われることが多いので 多くの場合、対数表示で二つの直線を滑らかにつなぐような振る舞いが見られます。 このモデルではある一日を境に行動制限の率が変わり、 加えてSIRモデルでは潜伏期間を考えていないのでどうしても行動制限日前後で傾きが不連続に変化してしまいます。 それでもある程度はあわせられていると思います。 以下に実際のデータと計算を合わせてみて得られた結果をまとめてみます。

国/地域 R0 行動
制限率(%)
行動
制限日
制限後
再生産数
市中感染者
0日
グラフ
米国 3.9 73 32 1.05
イタリア 5.0 85 25 0.75 347
フランス 4.1 82 30 0.73 328
ドイツ 4.1 85 30 0.62 232
イギリス 3.3 68 38 1.06
ロシア 3.2 36 28 2.05
ブラジル 4.4 63 16 1.63
スペイン 5.3 88 25 0.66 259
韓国 5.0 92 19 0.4 120
シンガポール 2.0 75 94 0.5 266
湖北省 4.0 89 30 0.44 164
日本 1.8 70 72 0.54 188

 R0=5.0と大きかった韓国が行動制限の大きさと開始日の早さでこの中では一番早く終息しそうです。 5/1現在であとひと月ほどで市中感染者いなくなる計算です。 米国、イギリスはこのままではいつまでも終息しない可能性があります。 ヨーロッパの中ではドイツが早く終息しそうですがそれでもまだ100日はかかりそうです。 中国はデータを信用すればすでに終息しているかもしれません。 日本ですが行動制限が他と比べて遅いのが悔やまれます。 より高く山に登れば下山に要する時間もまた長くなるのです。

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